6歳と3歳の男児を育児中のミノリです^^/
子どもに声を荒げて怒ってしまうことは良くないことだとわかっていても
仕事で疲れていて気持ちに余裕がないなか
子どもが何度もヤンチャすると強く怒ってしまったり
ツネってしまったり……
良くないなと思う。
根本的に自分の考えを変える必要があると思い育児系の書籍を買い漁って読むようになった。
「母という病」岡田尊司 を読んでみて
結婚して親元を離れてからは
母親との間で感じていた軋轢や居心地の悪さは忘れかけていたが
「母という病」を読んで幼い頃の自分の気持ちを思い出した。
幼い時期の母親との安定した愛着形成がいかに大切で
子どもの成長にとてつもない影響力があることが語られている。
ジョン・レノンや宮崎駿などの有名な著名人の母子関係を事例に
「母という病」について紐解いている。
誰もが知っている著名人の母子関係については
こんな成功した人が母子関係で苦労したんだ。と驚かされ
読んでいて自分までナイーブな気持ちになってしまった^^;
母親にかまって欲しい時に居たくも無い場所に預けられて寂しい思いをした時期
かまってほしくも無いのにガタガタ口出しされて干渉された時期
自分にも母親に対して色々思う時期があったなあと。
我慢した子ほど後でこじれる。って言うのを読んで私はこれだったのかなと思った。
幼少期は自由奔放で親を困らせていたこともあったが
母が仕事で忙しいのを見て困らせてはいけないなと思いお利口さんをしていた小学校低学年時代。
思春期に入ってからの親への反抗具合はなかなかのものだった。
その母親に対する不満を吐き出す時期も私にはあった。
母に吐き出してしまってから嫌な娘だったかなと思ったりもしたが
本書を読んで、それも母親との関係を安定したものにするために必要なことだと知ってホッとした。
子どもと安定した愛着形成を構築するには
子どもに助けが必要なときにすぐに飛んで駆けつけられる安心感を与えることと
たっぷりとスキンシップを取ることだそうな。
なかなか忙しくて子どもの相手が疎かになっているなと思う節があるので
少なくとも呼ばれた時には飛んで行ってあげるべきなんだろうな。
「折り紙がうまく折れない」だとか「絵本読んで」だとか
緊急性がないことで子どもに呼ばれることがほとんどで
後回しにしてしまいがちだからせめて満足度が高くなるような対応はしてあげたいなと思って子育てしているこの頃よ。
毎日一番近くで子どものことを見ている身として
いかに押さえつけずに気持ちを汲んで愛情深く育てられるかは
永遠の課題だと思う。
岡田尊司
精神科医、作家。主な著書は「パーソナリティ障害」「父という病」など

子育て中の方や子どもとの愛着形成に興味のある方におすすめな書籍でした^^/
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